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家族信託解決事例:施設に入所中の母の実家(空き家)と財産管理

相談者:長男62歳(母83歳、長女58歳)

    1. 状況
      現在、横浜市内の施設に入所している母が心配な品川区在住の長男からの相談でした。
      父は他界しており、母には、長男と長女がいます。
      母は施設で友達もでき元気に現在暮らしていますが、最近、物忘れが出始めています。
      横浜市内にある実家が空き家となっていますが、母の意向もあり今すぐに処分をすることはしないですが、将来、空き家のままでは防犯上問題があるので貸すことや売却することも考えています。
      また、母には父から相続した預貯金や有価証券があり、長男が通帳を預かっていますが、今後、母の認知症が進んだら、本人確認などを理由に引出ができなくなるのではないかと心配です。
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    2. 当センターからの提案&お手伝い
      母の年齢と現在の状態を鑑みると、数年後に認知症など、意思判断能力が失われる状態になってしまう可能性があり、その場合には実家の管理、処分や預貯金の引出などができなくなるリスクがあると説明しました。
      現在、長男が母の様子を見に、月1,2回訪問し、様子をみていること、今後、母の介護をみていく長男に任せる意向が母にあることから、長男に母の財産を託す家族信託を提案しました。
      家族信託を利用することで、徐々に意思判断能力が低下し、判断できなくなりつつある状態でも、数年にわたっての日常生活費の送金、自宅の管理や修繕、高齢者施設の費用の支払いなどの行為も信託契約で決めた目的に従い、長男の判断で母の財産を自由に処分、活用することができます。
    3. 家族信託を利用した結果
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      円満な相続対策、とりわけ家族信託は家族全員の理解と協力が必要なため、母が入所している施設に伺い、家族信託の仕組みと今後の母の介護のこと、生前対策のことを母、長男、長女ご家族全員に説明し、家族会議を経て、長男と母との間で家族信託契約を締結しました。
      信託専用の口座を作成し、口座内に母の預貯金を管理することとし、実家の名義も受託者である長男に名義変更し、以後、長男が母の財産管理していくこととなりました。
 

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