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家族信託解決事例:高齢の父の実家を売却し、新築マンションに移り住む

相談者:長男58歳(父83歳)

    1. 状況
      現在、横浜市内の実家で一人暮らしをしている高齢の父が心配な大田区在住の長男からの相談でした。
      母は他界しており、父には、長男がいます。
      今は実家で暮らしていますが、広いこと、階段の上り下りが不便なこと、買い物をするにも近隣は住宅街でスーパーまで遠いことから、駅近くに新築の分譲マンションができることもあり、そちらに引っ越ししたいと父から相談されているとのことです。
      マンションの完成まで1~2年かかると不動産会社から話を聞き、購入代金は実家の売却代金から捻出予定です。父は今は元気ですが、高齢のため物忘れも少しずつではじめており、完成までの間に父の認知症が進み実家の売却ができなくなる可能性があるのではと心配です。
    2. 当センターからの提案&お手伝い
      父の年齢と現在の状態を鑑みると、数年後に認知症など、意思判断能力が失われる状態になってしまう可能性があり、その場合には実家の売却などができなくなるリスクがあると説明しました。
      現在、長男が父の様子を見に、月1,2回訪問し、様子をみていること、今後、父の認知症が進んだ場合介護をみていく長男に任せる意向が父にあることから、長男に父の財産を託す家族信託を提案しました。
      家族信託を利用することで、徐々に意思判断能力が低下し、判断できなくなりつつある状態でも、数年にわたっての実家の管理や売却、売却後の父の日常生活費の送金、費用の支払いなどの行為も信託契約で決めた目的に従い、長男の判断で父の財産を自由に処分、活用することができます。
    3. 家族信託を利用した結果
      家族信託の仕組みを父、長男に説明し長男と父との間で家族信託契約を締結することにしました。
      長男名義の信託専用の口座を作成した上で口座内に父のマンションの購入の諸費用を入金し、以後長男が新築マンションの購入と実家の売却手続きを進めていくことになりました。売却後の代金も長男が管理し、父の財産管理をすすめていくこととなります。
 

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